AIDAの法則にはどんな効果があるの?
使ってみたいけど、初心者でもうまく使いこなせるかしら…。
こんにちは、バスタニです。
WebライティングではPREP法やPASONAの法則といったテンプレートが有名ですが、実際にはもっとたくさんのテンプレートが存在します。
これらのテンプレートを目的や媒体によって使い分けることで、読者を思い通りに動かすことが可能です。
数あるテンプレートの中でも、読者の購買心理にアプローチできるのがAIDAの法則です。
今回は、AIDAの法則を使うメリットやデメリット、具体的な書き方についてご紹介します。
この記事を読めば、Webライティング初心者でもAIDAの法則をしっかりと使いこなせるようになりますよ!
AIDAの法則とは
AIDAの法則は、アメリカのセント・エルモ・ルイス氏によって提唱されたテンプレートです。
人がモノを購入するまでの心理には4つの段階があって、これらにアプローチすることで読者の購買意欲を掻き立てることができます。
なので、AIDAの法則は人がモノを購入する4つの心理で構成されています。
- Attention(注意)
- Interest(興味)
- Desire(欲求)
- Action(行動)
AIDAの法則では、まず読者の興味をひき、そこから興味をさらに深めていきます。
その後、読者の購買意欲が高まってきたところで納得させる情報を提示し、最後に購入へ誘導するという流れ。
それぞれの段階で効果的な戦略を練ることができるので、読み進めるほど読者の購買意欲が高まるんですね。
それ故、セールスレターには必ずといって良いほどAIDAの法則が使われています。
もちろん、セールスライティングやLP、アフィリエイトなどにも効果的です。
AIDAの法則メリットとデメリット
人がモノを購入するまでの4つの心理で構成されているAIDAの法則は、とても理に適ったテンプレートです。
ただし、読者の心理に寄り添った構成である分、最初に興味を惹くことができないと効果は弱くなります。
AIDAの法則メリット
AIDAの法則のメリットは、なんといっても
という点です。
先述したように、人がモノを購入するまでの心理である注意・興味・欲求・行動のすべてにアプローチできるので、読者の購買意欲を効果的に高めることができます。
その結果、サービスや商品を購入してもらえるんですね。
また、AIDAの法則は相手の共感を得やすいという特徴もあるので、
- 読者の信頼を得たい
- ファンを増やしたい
という目的で使用するのも効果的です。
AIDAの法則デメリット
AIDAの法則のデメリットは、
という点です。
AIDAの法則は注意・興味・欲求・行動の構成で成り立っていますが、最初の注意・興味で読者の興味を惹けないと、欲求・行動が弱くなります。
ちょっと考えてみてください。
もし自分が興味のないモノを一生懸命アピールされたら、買う気になります?
おそらく買わない人がほとんどですし、下手すると「商品を買わせようとしている!」と悪い印象を抱くかもしれませんよね。
なのでAIDAの法則では、最初の段階で読者の興味をどれだけ惹けるかが勝負になります。
AIDAの法則を使ったWebライティングの例文
AIDAの法則では「注意→興味→欲求→行動」の順に文章を書いていきます。
以下はAIDAの法則のを使ったライティング例文です。
【A】運動や食事制限で痩せるのは逆効果!?これからのダイエットとは?
【I】私は以前、151cmの身長に対して体重が60kgありました。
太っていることがコンプレックスでなかなか彼氏もできず、ずっと悩んでいました。
そんななか、一念発起して当時話題になっていた糖質制限ダイエットにチャレンジすると決意!
すると、なんと1ヵ月で7kg痩せることに成功したんです。
しかし、その後の体に異変が…。
病院へ行くと、病院の先生から
「糖質制限ダイエットには弊害があり、疲れやすくなったり、頭痛が出たりすることがある」と聞かされました。
私は糖質制限ダイエットをすぐにやめ、もっと健康的に痩せられる方法を模索しました。
そこで出会ったのが、〇〇です。
【D】あなたはもう、ダイエットの運動や食事制限にストレスを感じる必要はありません。
やるべきことは、
- 食べる順番に気をつける
- 毎日1回〇〇を飲む
だけです。
たったこれだけなのですが、3ヵ月間毎日続ければ健康的に痩せることができます。
さらに、3ヵ月の間に痩せにくい体質がつくられるので、リバウンドの心配もありません!
以下は、〇〇を購入して3ヵ月間継続したお客様からの声です。
◆60kgあった体重が3ヵ月で10kg、ウエストは7cmも細くなりました。毎日1回飲むだけでこんな効果があるなんて、もっと早く購入すればよかったです。(東京都 26歳 女性)
【A】通常29,800円で販売している〇〇ですが、今なら9,800円でご購入いただけます。
さらに、本日から3日間限定で、通常19,800円で販売している△△△を特典としておつけいたします。
つまり、49,600円相当がたったの9,800円!
ただし、このお得なキャンペーンは本日から3日間限定とさせていただきますので、ご希望の方はぜひお早めにお買い求めください。
また、商品に満足していただける自信がありますが、もしお気に召さないことがございましたら、ご購入後30日以内であれば全額返金させていただきます。
尚、お受け取りいただいた商品の返品は不要です。
AIDAの法則とPASONAの法則の違い・使い分け
AIDAの法則同様、読者の行動を促すレンプレートとして有名なのがPASONAの法則です。
どちらもアフィリエイトやLPの定番テンプレートとなっており、心理的要素が強いのが大きな特徴になります。
ただ、PASONAの法則は問題定義や煽りといった不安心理を活用するのに対し、AIDAの法則では興味心理を活用します。
つまり、読者が抱く感情が違うんですね。
PASONAの法則の煽りは加減が必要なので、どちらかといえばポジティブな心理を抱くAIDAの法則の方が使いやすい印象があります。
とはいえ、これらは「どちらが良い」というものではないので、売りたい商品やターゲット層によって使い分けるのが効果的です。
AIDAの法則 | PASONAの法則 | |
構成 | ・Attention(注意) ・Interest(興味) ・Desire(欲求) ・Action(行動) |
・Problem (問題) ・Agitation(煽り) ・SOlution(解決策) ・Narrowing Down(絞り込み) ・Action(行動) |
重点 | 注意・興味 | 全体 |
効果的な媒体・シーン | ・セールスレター ・アフィリエイト ・LP(ランディングページ) ・そのほか成果重視のコンテンツ全般 |
AIDAの法則メリット・デメリット まとめ
今回は、セールスレターの定番ともいえるAIDAの法則についてご紹介しました。
AIDAの法則は、人がモノを購入するまでに抱く4つの心理から構成されているテンプレートなので、読者の行動を無理なく促すことが可能です。
セールスレターだけでなく、セールスライティングやLP、アフィリエイトにも効果的なので、ぜひ使いこなしてみてください。
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