QUESTの法則にはどんな効果があるんだろう。
QUESTの法則を使った文章の書き方を教えてほしい!
こんにちは、バスタニです。
Webライティングにはいろいろなテンプレートがあって、テンプレートに沿って文章を書けば素人でもそれなりの記事が書けます。
一般的なWebライティングではテンプレートを使わず執筆する人も多いですが、成果重視のコピーライティングでは必ずテンプレートが使われているんです。
つまり、それだけ効果があるってことですね。
QUESTの法則は「PASONAの法則」や「AIDAの法則」と並ぶ効果の高いテンプレートで、セールスライティングの定番にもなっています。
また、QUESTの法則は読者に共感しながら行動を促していくため、一般的なWebライティングにも活用できるんです。
そこで今回は、QUESTの法則を使うメリットやPASONAの法則との違い、具体的な例文をご紹介します。
この記事を読めば、読者を惹きつける文章が書けるようになりますよ!
QUESTの法則とは
QUESTの法則はセールスレターや広告に利用されるテンプレートで、PASONAやAIDAに比べて「購買欲求を高めること」に重点を置いています。
イメージとしては、まず対象の読者を絞り込んで共感をする。
その後、悩みの解決方法を提示して行動意欲を駆り立て、最後に背中を押すといった感じです。
- Qualify(絞り込む)
- Understand(理解を示す)
- Educate(教育する)
- Stimulate(刺激する)
- Transition(変化させる)
QUESTの法則は世界的に有名なコピーライター、マイケル・フォーティン氏が考案したコピーライティング のテンプレートです。
英語圏では「クエスト・フォーミュラ」の名で知られていて、いちばん反応が取れる型と言われています。
QUESTの法則を使うメリットとデメリット
QUESTの法則を使うと高い確率で成果を出すことができますが、その分事前の準備が重要になります。
準備を怠ると、何を書いてもまったく響かないので要注意です。
QUESTの法則を使うメリット
QUESTの法則のメリットは、なんといっても
という点です。
QUESTの法則では最初にターゲットを絞ったうえでアプローチするので、その分読者に刺さりやすくなります。
また、人というのは自分を理解してくれている人や共感してくれる人に信頼感を覚えやすいものです。
なので、QUESTの法則は読者の信頼を得やすく、書き手やメディアのファンになってもらえるんですね。
QUESTの法則を使うデメリット
QUESTの法則のデメリットは、
という点です。
QUESTの法則では最初の「Qualify(絞り込む)」が重要で、ターゲットがズレてしまうと、どんなに良い文章を書いても効果がなくなってしまいます。
たとえば、保湿効果が自慢の化粧水を売りたい記事でターゲットを「30代女性」に設定したとしましょう。
確かに、ターゲットが「30代女性」であればより多くの女性に読んでもらえそうなイメージですが、ターゲットには
・皮脂が多いライプの女性30代女性
・現状の肌質に満足している30代女性
も含まれてしまいます。
そうなると、すべてのターゲットに共感することは不可能だし、信頼を得られるわけもありません。
なので、QUESTの法則では絞り込みを慎重に行う必要があります。
QUESTの法則を使ったライティング例文
QUESTの法則では「絞り込み→共感→教育→刺激→変化」の順に文章を書いていきます。
以下はQUESTの法則を使ったライティング例文です。
【Q・・・絞り込み】
「30歳を過ぎてから化粧のノリが悪くなった…」
「しっかり保湿しても翌朝には乾燥している…」
なんてお悩みではありませんか?
肌のコンディションは季節や体調が大きく影響しますが、いちばん影響しているのは加齢です。
【U・・・共感】
肌のシミやシワ、くすみ、たるみなどは、できれば人に見られたくないものですよね。
化粧で隠すのも限界がありますし、無理に隠そうとすると不自然になるので、なんだか出かけるのが憂鬱になってしまいます。
かといって、美容だけに高額なお金をかけるわけにもいきません。
【E・・・教育】
そんな悩みを解決してくれるのが〇〇化粧水です。
〇〇化粧水は、エイジング効果の高い×××××成分をたっぷりと使用した化粧水です。
ほかにも肌に艶とはりを与える▲▲▲、シミを目立たなくする◇◇などを配合しており、これ1本で翌朝までしっとり肌が続きます。
また、使い続けることで肌質が改善され、40代、50代になっても綺麗な素肌を維持することができます!
【S・・・刺激】
〇〇化粧水の通常価格は1本(1カ月分)20,000円となりますが、初回購入の方は50%OFFの10,000円で購入可能です。
さらに、初回で定期購をご契約をいただくと、ご解約までずっと50%OFFでご購入いただけます!
【T・・・変化】
ただし、50%OFFで購入いただけるのは今月末までです。
来月からは通常価格での販売とさせていただきますので、この機会にぜひ〇〇化粧水の効果を実感してください。
ご購入はスマホ・パソコンのどちらからでも可能です。
もちろん効果を実感できなければすぐに解約もできますので、ご安心してお買い求めください。
QUESTの法則とPASONAの法則の違い・使い分け
QUESTの法則同様、読者の行動を促すレンプレートとして有名なのがPASONAの法則です。
どちらもアフィリエイトやLPの定番テンプレートとなっており、心理的要素が強いのが大きな特徴になります。
ただ、PASONAの法則は問題定義や煽りといった不安心理を活用するのに対し、QUESTの法則では共感心理を活用します。
つまり、読者が抱く感情が違うんですね。
PASONAの法則の煽りは加減が必要なので、初心者には信頼を得やすいQUESTの法則の方が使いやすいと思います。
とはいえ、これらは「どちらが良い」というものではないので、売りたい商品やターゲット層によって使い分けるようにしましょう。
QUESTの法則 | PASONAの法則 | |
構成 | ・Qualify(絞り込む) ・Understand(理解を示す) ・Educate(教育する) ・Stimulate(刺激する) ・Transition(変化させる) |
・Problem (問題) ・Agitation(煽り) ・SOlution(解決策) ・Narrowing Down(絞り込み) ・Action(行動) |
重点 | 絞り込み・共感 | 全体 |
効果的な媒体・シーン | ・セールスレター ・アフィリエイト ・LP(ランディングページ) ・そのほか成果重視のコンテンツ全般 |
QUESTの法則を使うメリットとライティング例文 まとめ
今回は、QUESTの法則についてご紹介しました。
QUESTの法則は5つの構成から成り立つテンプレートで、ターゲットを絞り込むことで効果的にアプローチができます。
また、読者の信頼を得やすいことから、収益を出すことはもちろん、書き手やメディアのファンづくりにも最適なので、積極的に活用してみてくださいね。
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