
MEXCって日本円で出金できないの?

MEXCからの出金がなかなか反映されないのは何故?
取引所から資金を出金する際は、入金のとき以上に慎重になるものですよね。
MEXCの出金手順はとてもシンプルですが、操作を誤れば大切な資金を失う可能性があります。
また、正しく出金してもなかなか反映されないケースがあり、何かとドキドキさせられるのが出金です。
そこで今回は、MEXCの出金ルールや手順、出金時の注意点、反映されないときの対処法について解説します。
この記事を読めば、MEXCで安心・安全に出金することができますよ!
MEXC(MXC)の出金・送金ルール
MEXCの出金ルールはとてもシンプルなので、MEXCを初めて使う人でもしっかりと理解できます。
MEXCで出金する前に確認すべきポイントは以下の3つです。
①出金できるのは仮想通貨のみ
MEXCは日本円をはじめ、法定通貨には対応していません。
そのため、仮想通貨での出金が原則です。
とはいえ、出金できる通貨はかなり豊富で、MEXCで取り扱っている通貨であればどの銘柄でも出金することができます。
MEXCでは600種類以上の通貨を取り扱っているため、たいていの通貨は出金できるということになりますね。
②出金時間は数分〜1時間
MEXCの出金が反映されるまでの時間は、数分〜1時間になります。
反映時間は通貨によって異なるほか、取引所の処理状況やトランザクションの混雑状況なども影響します。
そのため、余裕を持って出金申請を行うようにしましょう。
③通貨によってはMemoの入力が必要
Memoとは、出金した資金が自分のものであると識別する印のようなもの。
仮想通貨の入金アドレスは、通貨によって「一人一人違うアドレス」「他のユーザーと同じアドレス」があり、「他のユーザーと同じアドレス」の場合は自分の資金と他ユーザーの資金が同じ口座へ振り込まれます。
そのため、自分の資金だとわかるように印をつける必要があるんですね。
Memoの要否は通貨によって異なり、主要通貨ではXRP(リップル)、EOS(イオス)などが挙げられます。
Memoの内容は、出金先の「入金画面」で確認することができます。
出金先によってはMemoが記載されていない場合があるので、そのときは「宛先タグなし」に印を入れてください。
④本人確認のレベルによって1日の出金限度額が異なる
MEXCでは、本人確認の有無によって出金限度額や利用できるサービスが異なります。
10BTCまでであれば本人確認は不要ですが、それ以上出金する場合は本人確認が必須です。
本人確認には初級KYC認証と上級KYC認証の2種類があり、それぞれ出金限度額が異なります。
本人確認なし | 初級KYC認証 | 上級KYC認証 | |
出金限度額(/日) | 10 BTC | 80 BTC | 200 BTC |
⑤二段階認証設定が必須
MEXCから出金をするには、2種類以上の二段階認証設定が必須です。
二段階認証にはメール認証、モバイル認証、Google認証の3種類があり、口座開設の時点でメール認証もしくはモバイル認証は設定済みとなっています。
したがって、追加で1つ設定する必要があります。
MEXC(MXC)の最低出金額と出金手数料
MEXCでは通貨ごとに最低出金額が設けられているほか、出金の際には手数料がかかります。
出金手数料は通貨・利用するネットーワークによって異なるため、出金前に確認しておくと安心です。
以下は主要通貨の最低出金額と出金手数料になります。(2023年5月現在)
銘柄 | 出金限度額 | 出金手数料 |
BTC | 0.0001 BTC | BTC:0.0003 BTC TRC20:0.0001 BTC BEP20(BSC): 0.00001 BTC |
ETH | 0.0002 ETH | ERC20:0.0015 ETH PO:0.0006 ETH Arbitrum One:0.001 ETH BEP20(BSC): 0.0005 ETH ZKSYNC:0.0003 ETH TRC20:0.001 ETH SOL:0.0001 ETH STARKNET:0.001 ETH BOBA:0.001 ETH |
USDT | 10 USDT | TRX;1 USDT BEP20(BSC):1 USDT ERC20:4 USDT ALGO:2 USDT HECO:0.5 USDT MATIC:1 USDT Arbitrum One:1 USDT SOL:1.5 USDT OKT:1 USDT OP:1 USDT EOS:1 USDT OMNI:20 USDT TRC20:1 USDT |
ADA | 10 ADA | ADA:1 ADA |
BCH | 0.02 BCH | BCH:0.001 BCH |
EOS | 1 EOS | EOS:0.1 EOS |
LTC | 0.1 LTC | LTC:0.01 LTC |

MEXC(MXC)の出金方法|PCブラウザ
MEXCは日本語対応であるほか、画面がとても見やすいので、初めてでも迷わず出金することができます。
以下は、実際の出金手順です。
- Step1.ウォレット画面の表示
画面右上にある「ウォレット」にカーソルを合わせ、出てきたメニューから「概要」を選択します。
- Step2.入金画面の表示
「出金」をクリック。
- Step3.通貨の選択・アドレスの確認
出金したい通貨、出金先、出金先アドレス、ネットワーク、Memo(必要に応じて)、数量を選択・入力し、最後に「確認」をクリックします。
出金アドレスの登録方法
よく使用するアドレスは、前もって登録しておくのがおすすめです。
アドレスを登録しておけばその都度入力する手間が省けるほか、入力ミスの予防にもつながります。
- Step1.出金画面の表示
出金画面を表示し、出金先アドレスの右上にあるアドレス管理をクリックします。
- Step2.登録画面の表示
続いて、右上にある「出金先を追加する」をクリック。
- Step3.出金アドレスの入力
通貨、ネットワーク、出金アドレス、任意のアドレスラベルを入力し、最後に「確認」をクリックすれば登録完了です。
MEXC(MXC)の出金方法|スマホアプリ
スマホアプリからの出金手順は以下です。
- Step1.資産画面の表示
アプリ画面右下の「資産」を選択し、資産画面で「出金」をクリックします。
- Step2.通貨の選択
出金したい通貨を選択します。
- Step3.出金アドレスの入力
出金アドレス、利用するネットワーク、出金枚数を入力します。
*必要に応じて「出金メモ」を入力してください。
最後に「確認」をクリックして、出金申請を完了させましょう。
出金アドレスの登録方法
MEXCでは、よく使う出金アドレスを登録することが可能です。
登録しておけばその都度手入力する必要がなくなるほか、入力ミスの予防にもなるので、積極的に活用しましょう。
- Step1.出金画面の表示
出金画面を開き、アドレス入力欄の右側にあるアドレス帳マークをクリックします。
- Step2.登録画面の表示
画面下部の「アドレス追加」をクリック。
再度「アドレス追加」をクリックします。
- Step3.出金アドレスを登録
通貨、出金アドレス、ネットワーク、任意のラベルを選択・入力し、最後に「確認」をクリックしてください。
MEXC(MXC)から出金できないときの対処法
ちゃんと出金したにもかかわらず、MEXCからの出金がなかなか反映されないというケースも少なくありません。
そんなときは状況確認をしっかりと行い、原因に適した対処を行う必要があります。
出金が反映されない主な原因は以下です。
- アドレスが間違っている
- Memoの入力をしていない
- MEXCの処理が遅れている
- 送金詰まり
- 送金先に原因がある
原因によっては資金が戻ってこない可能性もありますが、まずは今の状況を把握し、原因を特定することが重要です。
出金できないときの対処法Step1. MEXCの取引履歴を確認する
まずは、MEXCの処理状況を確認しましょう。
処理状況の確認手順は以下です。
出金ステータスの確認- Step1.取引履歴画面の表示
画面右上にある「ウォレット」にカーソルを合わせ、出てきたメニューから「資金履歴」を選択します。
- Step2.ステータスの確認
出金タブを選択し、履歴を表示させたい日時を設定します。
すると、その期間の出金履歴が表示されるので、「ステータス」を確認してください。
ステータスが「出金に成功しました」の場合は処理済みとなり、MEXCには資金がない状態です。
それ以外の場合はMEXC側の処理が完了していない状態なので、しばらく待っても完了にならければ、MEXCのサポートへ問い合わせをしてみましょう。
Step2. トランザクションの処理状況を確認する
MEXCのステータスが「出金完了」にもかかわらず出金先に反映されていない場合は、ブロックチェーン上での処理状況を確認してみましょう。
トランザクションの処理状況を確認できるサイトは複数あるので、自分が使いやすいものを使うのがおすすめです。
トランザクションを確認できるサイトの例-
- BTC :https://btc.com/
- USDT(OMNI):https://www.omniexplorer.info/asset/31
- USDT(TRC20):https://tronscan.io/#/
- ETH(ERC20):https://etherscan.io/
- BCH:https://blockchair.com/bitcoin-cash/blocks
- ETC:https://gastracker.io/
- TRX:https://tronscan.org/
- XRP: https://bithomp.com/explorer
- EOS:https://www.eosx.io/
ただし、処理状況の確認にはトランザクションIDを入力する必要があります。
トランザクションIDはMEXCの履歴画面で確認することができるので、事前に確認しておきましょう。
以下はBLOCKCHAIRでの確認方法です。
トランザクションの確認- Step1.トランザクションIDの入力
BLOCKCHAIRにアクセスし、入力欄にトランザクションIDを入力してエンターキーを押します。
- Step2.ステータスの確認
するとトランザクションの処理状況が表示されます。
画面中央にあるのがステータスです。
この画面では「Comfirmed」となっているので、処理が完了していることがわかります。
Step3.サポートに問い合わせる
トランザクションの処理が完了しているのに入金が反映されない場合は、出金先へ問い合わせをしてみましょう。
出金先の処理が遅れている場合は、少し待てば反映されるはずです。
しかし、出金先で入金が確認できない場合はアドレスの入力ミス、もしくはMemoを入力していないことが考えられます。
これらの原因は資金が戻ってこない可能性が高いですが、ダメもとでサポートへ助けを求めてみてください。
サポートへの問い合わせ方法- Step1.公式サイトへアクセス
MEXCの公式サイトへアクセスし、画面右下にあるオペレーターマークにカーソルを合わせます。
- Step2.メニューの選択
すると複数のアイコンが表示されるので、「オンラインカスタマーサービス」をクリックしてください。
- Step3.チャット画面の表示
するとヘルプ画面が立ち上がるので、右下の「セッションを再確立します」をクリック。
- Step4.問い合わせ内容を入力
すると入力欄が表示されるので、出金できない旨を入力し「送信」をクリックしましょう。
MEXC(MXC)の出金・送金に関するよくある質問
ここでは、MEXCの出金・送金に関するよくある質問をまとめてみました。
大切な資金を安全に出金するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. 出金停止になることはありますか?
A:メンテナンスやアップデートなどの際は、一時的に出金停止となることがあります。出金停止になっている場合は、出金が再開されるまで待ちましょう。
なお、出金停止・再開等の情報は公式サイトの「お知らせ」から確認することができます。
Q2. 銀行へ出金することはできますか?
A:銀行口座へ直接出金することはできません。MEXCから出金できるのは仮想通貨のみです。
国内の銀行口座へ日本円として振り込みたい場合は、国内取引所を経由する必要があります。
・MEXCから国内取引所へ仮想通貨を送金する
↓
・国内取引所で仮想通貨を売却する
↓
・国内取引所から銀行口座へ日本円を出金するQ3. 本人確認(KYC)なしでも出金はできますか?
A:本人確認なしでも出金することは可能です。MEXCの本人確認は任意となっていおり、本人確認なしでも最大10 BTC/日まで出金することができます。
Q4. MEXCは日本人の利用を禁止していますか?
A:日本人の利用は禁止されていません。MEXCは、金融庁に暗号資産交換業者として登録されていませんが、日本人も利用することが可能です。
また、MEXCを利用したからといって罰せられることもありません。
ただし、今後の規制状況によってはMEXCが利用できなくなる可能性もゼロではないため、規制に関する情報収集は必要です。
MEXC(MXC)の出金・送金ガイド まとめ
今回はMEXCの出金についてご紹介しました。
MEXCは仮想通貨での出金が基本で、取扱通貨であればどの銘柄でも出金することが可能です。
ただし、出金には手数料がかかるので事前に確認するとともに、手数料を抑えたい場合は出金の回数をできるだけ少なくすることを心がけましょう。
また、入金アドレスの入力が間違っていたり、Memoの入力を忘れたりすると、大切な資金を失ってしまう可能性があるので注意が必要です。
MEXCの出金手順は簡単ですが、入力内容には十分気をつけて出金を行いましょう。
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