Bybit(バイビット)の追証・ゼロカット・ロスカット計算を徹底解説!

Bybit追証 Bybit

Bybitには追証がないって本当?

ゼロカットシステムを採用しているから、万が一ロスカットになっても安心!

証拠金を使った取引では、追証の有無が大きなポイントになりますよね。

追証はロスカットを避けるためのシステムですが、何度も追証を支払えばその分出費が大きくなってしまいます

そのため、追証のメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで取引することが大切です。

今回は、MEXCの追証とロスカットルール、ロスカットにならないためのポイントをご紹介します。

この記事を読めば、MEXCの追証・ロスカットルールをしっかりと理解することができますよ!

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Bybit(バイビット)の追証に関関する基本知識

<画像>Bybit(バイビット)の追証に関関する基本知識

まずは、追証に関する基本知識をご紹介します。

追証

追証とは、追加で支払う証拠金のことをいいます。

最初に預ける証拠金とは別に、損失が一定値を下回るたびに請求されるもので、証拠金不足によるロスカットを回避するためのシステムです。

証拠金

Bybitでレバレッジを使った取引をする場合は、事前に証拠金を預ける必要があります。

証拠金とは、保有資産以上の取引をする際の担保になる資金のことです。

ゼロカット

通常、ロスカットはシステムによって実行されるものです。

しかし相場の変動が激しいときなどは、急激な変動にシステムが追いつかず、損失が証拠金を上回った状態で清算されるケースがあります。

こういった際、上回った分の損失を補填してくれるのがゼロカットシステムです。

ロスカット

ロスカットとは、損失が一定の割合を上回った場合に発動する強制決済になります。

ロスカットは損失が大きくならないための救済処置ですが、ロスカットになると損失が決定し、ポジションを復活させることはできません。

そのため、仮想通貨取引ではロスカットを回避することは重要なリスク対策です。

Bybitでは、ロスカットになる前にマージンコールが発生するため、ロスカットのリスクを事前に知ることができます。




Bybit(バイビット)には追証がない

<画像>Bybit(バイビット)は追証がない

Bybitには追証がありません

そのため、証拠金が一定の割合を下回ればそのままロスカットになる仕組みです。

追証がないメリット

追証がない主なメリットは以下です。

  • 最初に預ける証拠金以外の出費がない
  • ロスカットになった際、損失を最小限に抑えられる

追証を支払うということは「担保資金が多くなる」ということなので、実際には出費が増えていることになります。

また、万が一ロスカットになってしまった場合は、これまで支払った証拠金すべてが失われるため、損失が大きくなりやすいのです。

追証がなければ、こういった出費や損失を最小限に抑えることができます。

追証がないデメリット

追証がない主なデメリットは以下です。

  • ロスカットになりやすい
  • 証拠金を意識しながら取引する必要がある

追証がない場合、損失が大きくなるとそのままロスカットになります。

ロスカットを避けるためには、証拠金残高を意識しつつ、ポジションを自分でコントロールしなければなりません

そのため、仮想通貨取引に慣れていない人にとっては「ロスカットになりやすい」というデメリットがあるでしょう。

Bybit(バイビット)はゼロカット採用で借金のリスクがない!

<画像>Bybit(バイビット)はゼロカットシステムを採用

Bybitではゼロカットシステムを採用しており、証拠金を超える損失は発生しない仕組みになっています。

Bybitでは、ゼロカットシステムとして以下のシステムが使用されています。

ゼロカットシステムの仕組み

保険基金

保険基金は、ロスカットによって不利になったユーザーを保護するためのシステムです。

不利になった金額は、Bybitの保険基金で補填されます

そのため、急激な相場変動でロスカットになった場合でも、証拠金以上の損失は発生しません。

自動デレバレッジ( ADL)

Bybitでは、保険基金を十分な用意できないときのために、ADLシステム(自動デレバレッジ)も導入しています。

自動デレバレッジでは、補填が必要となったポジションと反対側のユーザーポジションを自動的にデレバレッジすることで、不利になった分を補填する仕組みです。

つまり、レバレッジ・収益性の高いユーザーによって補填されるということになります。

自分がレバレッジ・収益性の高いポジションを保有している場合は、逆に補填する側になる可能性があります。

Bybit(バイビット)の必要証拠金と維持証拠金

<画像>Bybit(バイビット)の証拠金は2種類

Bybitには、以下の2種類の証拠金があります。

どちらも証拠金扱いになりますが、定義が若干異なるので注意しましょう

Bybitの証拠金

必要証拠金

取引に必要な1通貨あたりの証拠金で、レバレッジ取引をする際に必要となります。

必要証拠金はレバレッジの大きさによって決まり、レバレッジが大きいほど必要証拠金は少なくなる仕組みです。

また、必要証拠金は以下の計算式で求めることができます。

【USDT無期限契約の必要証拠金】
 必要証拠金 = 契約サイズ × 参入金額 ÷ レバレッジ率【インバース型契約の必要証拠金】
 必要証拠金 = 通貨枚数 ÷ 通貨金額 × レバレッジ率

維持証拠金

レバレッジ取引のポジションを維持するために必要な証拠金です。

維持証拠金は、保有しているポジションの証拠金維持率によって計算されます。

 注文価額= 契約サイズ × 参入価格
 維持証拠金= 維持証拠金率 × 注文価額
なお、無期限契約の維持証拠金率は以下となります。
契約通貨ペア 維持証拠金率
BTCUSD ポジションの契約額の0.5%
その他 ポジションの契約額の1%

Bybit(バイビット)の破産価格とロスカット計算

<画像>Bybit(バイビット)のロスカット基準

Bybitのロスカットは、独自の「破産価格」が基準となっています。

破産価格はUSDT無期限契約とインバース無期限契約で異なるので注意が必要です。

USDT無期限契約の破産価格

USDT無期限契約の破産価格は、ロングポジションショートポジションで異なります。

【ロングポジションの場合】
破産価格 = 参入価格 × (1 – 必要証拠金率)

【ショートポジションの場合】
破産価格 = 参入価格 × (1 + 必要証拠金率)

インバース無期限契約の破産価格

インバース無期限契約の破産価格は、ロングポジションショートポジション、さらに分離マージンクロスマージンで異なります。

【ロングポジションの場合】

・分離マージン
破産価格 = 平均参入価格 × (レバレッジ + 1) ÷ レバレッジ

・クロスマージン
破産価格 = (平均参入価格 ÷ 契約数) + (資金残高 – 注文証拠金) ÷ 1.00075 × 契約数

【ショートポジションの場合】

・分離マージン
破産価格 = 平均参入価格 × (レバレッジ – 1) ÷ レバレッジ

・クロスマージン
 破産価格 = (平均参入価格 ÷ 契約数) + (資金残高 – 注文証拠金) ÷ 0.99925 × 契約数

Bybit(バイビット)でロスカットにならないためのポイント

<画像>Bybit(バイビット)でロスカットにならないためのポイント

ロスカットを避けるためには証拠金を追加する必要があります。

Bybitには追証がありませんが、分離マージンモードのポジションにおいては証拠金を自分で追加することができます

1. 証拠金を手動で追加する

1

分離マージンモードのポジションにおいては、証拠金を追加・減少させることが可能です。

取引画面のポジション欄にある鉛筆マークをクリックし、ポジションに使用したい証拠金を入力します。

2. 自動証拠金補充機能(AMR)を使う

AMR

自動証拠金補充機能も、分離マージンのみで利用できる機能です。

自動証拠金補充機能を有効にすると、証拠金レベルが維持証拠金レベルに近づくたびに、証拠金が自動で補充されます

Bybit(バイビット)の追証・ゼロカット・ロスカット計算 まとめ

<画像>Bybit(バイビット)の追証とロスカット詳細 まとめ

今回は、Bybitの追証とロスカットについてご紹介しました。

Bybitには追証がないため、出費を最小限に抑えることができます。

また、ゼロカットシステムを採用しているので、相場が荒れているタイミングでロスカットになってしまっても、損失が証拠金を上回ることはありません。

つまり、借金のリスクがないということです。

ただし、いきなりロスカットになるというデメリットもあるので、手動の追加もしくは自動証拠金補充機能を活用して、上手にロスカットを回避していきましょう。

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