BINANCE(バイナンス)は日本で使えなくなる?現状と今後の動きについて

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最近バイナンスが話題になっているけど、何が起こっているんだろう…。

バイナンスは日本で使えなくなっちゃうの?

こんにちは、バスタニです。

6月頃から何かと耳が痛いニュースが飛び交っているBINANCE。

現在は落ち着きを取り戻しつつありますが、仮想通貨に対する規制は確実に強まってきています。

そのため、BINANCEに資金を預けている人は不安を感じているかもしれませんね。

長年BINANCEをメインで使用してきた私も、BINANCEを信頼してはいるものの、全く不安がないというと嘘になります。

こういうときは、日々の情報収集リスク分散をしておくことが大切ですね。

そこで今回は、BINANCEの現状と今後の動向、BINANCEユーザーが今やっておくべき対策をご紹介します。

この記事を読めば、BINANCEに対する不安をしっかりと解消できますよ!

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BINANCE(バイナンス)への警告とは

BINANCE(バイナンス)への警告とは

2021年6月25日、日本の金融庁はBINANCEに対して警告を出しました。

警告の内容は、日本居住者に向けた営業活動およびサービスの提供を行ったというものです。

日本では、仮想通貨交換事業者として認められた(登録された)事業者しか運営できないことになっています。

BINANCEはマルタを拠点とする海外取引所で、日本での登録は済んでいません。

にもかかわらず、BINANCEの公式サイトは日本語に対応しており、私を含め多くの日本人がBINANCEを利用しています。

また、日本居住者からのアスセスをブロックしていなかったことなどから、「日本居住者向けのサービスを提供している」とみなされたのでしょう。

無登録で暗号資産交換業を行う者について(Binance Holdings Limited) 

ちなみに、BINANCEにとって今回の警告は二度目であり、最初に警告が出されたのは2018年3月です。

そして日本での警告をきっかけに、海外でも次々とBINANCEに対する警告が出されました。

日本のみならず世界中で警告ラッシュ

金融庁が警告を出した翌日、イギリスの金融行動監視機構(FCA)がBINANCEに対して同様の警告を出しました。

さらに27日には、カナダのオンタリオ州がBybit、KuCoin、Poloniexに警告・措置を発したことを受けて、BINANCEが同州でのサービス停止を発表しています。

7月に入ると、今度はイタリアリトアニアポーランドが「無許可で活動している」とBINANCEを名指して警告。

対応を余儀なくされたBINANCEはドイツイタリアオランダに対して先物・デリバティブ取引を停止、さらに欧州全域を対象にデリバティブ取引の提供を停止する考えを発表しました。

また、8月には香港でも先物・デリバティブ取引の提供を停止しており、現在は新規口座開設もできない状態です。




BINANCE(バイナンス)は今後日本で使えなくなる?

<画像>BINANCE(バイナンス)は今後日本で使えなくなる?

世界トップクラスを誇っていた仮想通貨取引所に対して、世界中が警告を発するという事象は異例中の異例です。

そのため、「BINANCEが使えなくなるんじゃないか」と不安に思っている人も多いことでしょう。

しかし、BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao氏は、自身のブログで以下のように言及しています。

【ユーザーの利益保護に対して】

  • 常にユーザーの利益を最優先している。
  • プラットフォームに厳格なインサイダー取引ポリシーなどを追加し、業界標準を設定している。
  • チュートリアルやBinanceAcademyを通じたユーザー教育にも力を入れている。
  • 米国内国歳入庁(IRS)や英国南東部地域組織犯罪ユニットの法務執行機関と協力し、マネーロンダリングやテロ資金供給対策、サーバー犯罪などを取り締まっている。(2021年現在、前年よりも100%多い5,600けんの調査支援を完了済み)

【規制当局に対して】

  • 改めてパートナーシップを表明したい。
  • すでに国際コンプライアンスチームへの規制当局関係者を採用。
  • コンプライアンスと規制のアドバイザーとして、金融活動作業部会(FATF)の元事務局長Rick McDonell氏と、FATFのカナダ支部元代表Josée Nadeau氏を任命。
  • 米モンタナ州で上院議員を務めていたMax Baucus氏や中国駐在の米国大使をチームへ迎えている。

参照:A Letter from Our CEO: Reflecting on Progress and the Road Ahead

そしてブログの最後は、

BINNACEのビジョンを達成するにはイノベーションを理解している規制当局や政策立案者による支援や指導が必要です。Binanceは業界の成長を支援するガイドラインを受け入れる準備が出来ており、それに従うパートナーとなることを楽しみにしています。

というメッセージで締めくくっています。

つまりBINANCEは、各国の規制に対して歩み寄ろうとしているのです。

ちなみに、BINANCEは現在も日本語表記に対応しており、日本居住者の新規口座開設に対しても特に制限をしていません。

このことから、BINANCEが日本で使えなくなる可能性は低いと考えられます。

ただし、今回の警告によりさまざまな対応が必要になってくるため、しばらくはサービス内容や仕様の変更に注意が必要です。

BINANCE(バイナンス)でのKYCが必須になる

これまでBINANCEでは本人確認が任意となっており、本人確認が住んでいない人でも取引することが可能でした。

しかし今後は、更なる安全性の確保としてKYCが必須になります。

KYC

これからBINANCEの口座を開設する人は、登録時に本人確認が必須です。

すでに口座を開設済みで本人確認が済んでいない人においては、2021年10月19日までに済ませる必要があります。

2021年10月19以降、本人確認が済んでいない人はBINANCEのサービスが利用できなくなるので、早めに済ませておくのが安心です。

日本人がBINANCE(バイナンス)を使うメリット

<画像>海外仮想通貨取引所を日本人が使うメリット

あなたは、今回の警告を機に「国内取引所に乗り換えよう」と思いましたか?

確かに国内取引所は、仮想通貨交換業者として認められているという点では安心です。

しかし、国内取引所でBINANCEと同じように稼げるかと聞かれたらどうでしょう。

日本人が挙ってBINANCEを利用するのは、以下のようなメリットがあるからです。

BINANCEのメリット
  1. 借金のリスクがない
  2. 稼ぎやすい
  3. 取扱通貨が豊富

メリット1. 借金のリスクがない

BINANCEでは「追証なし」「ゼロカットシステム」を採用しています。

追証とは「追加証拠金」のことで、最初に預けた証拠金が一定の割合を下回った際に、証拠金を追加で請求されるシステムです。

追証は先物取引や仮想通貨FXに適用されますが、BINANCEには追証がないため、最初に預ける証拠金以外お金を払う必要がありません。

さらに、BINANCEではゼロカットシステムも採用しているので、万が一証拠金を越える損失が出てしまった場合も、超えた分をBINANCEが負担してくれます。

つまり、強制ロスカットになってしまっても、失うのは最初に預けた証拠金のみということです。

これに対し、国内取引所には追証があるので、強制ロスカットになれば追加で支払った追証金を含めたすべての証拠金を失うことになります。

また、ゼロカットシステムは金融庁の規制で禁止されており、損失が証拠金を超えてしまった場合も自分で負担しなければなりません。

メリット2. 稼ぎやすい

BINANCEの最大レバレッジは125倍と高く、少ない資金で大きな利益を狙うことが可能です。

また、取引以外にも仮想通貨の貸し出しステーキング、IEOなどの最新サービスも充実しているので、少ないリスクで資金をコツコツ増やしていくことができます。

一方、国内取引所の最大レバレッジは4倍とかなり低め。

取引所によっては仮想通貨の貸し出しサービスや積立サービスがありますが、BINANCEに比べるとサービスの種類対応通貨がかなり狭まります。

メリット3. 取扱通貨が豊富

取扱通貨の豊富さもBINANCEを利用する大きなメリットです。

BINANCEでは300種類以上の仮想通貨を取り扱っており、アルトコインやステーブルコイン、草コインなどを使って取引することができます。

国内取引所は取り扱っているのは主流通貨のみなので、欲しい通貨が買えないということもしばしば。

長期保有をはじめ、IEOステーキングなどで効率的に稼ぐとなると、国内取引所ではどうしても無理があるのです。

BINANCE

日本人がBINANCE(バイナンス)を使うデメリット

日本人がBINANCE(バイナンス)を使うデメリット

BINANCEを使うデメリットは、日本円で入出金ができないという点です。

BINANCEは法定通貨に対応済みであるものの、現状日本円には対応していません。

そのため、BINANCEでは仮想通貨建てで取引を行なわなければなりません。

例えばBINANCEでADA(カルダノ)を購入したい場合、以下のような手順を踏む必要があります。

Sample

とはいえ、BINNACEにはクレジットカードを使った仮想通貨購入サービスがあります。

国内取引所から送金するのが面倒な人は、仮想通貨をクレジットカードで購入してしまえば、実質日本円入金が実現できますよ!

BINANCE(バイナンス)ユーザーがやっておくべきこと

<画像>BINANCE(バイナンス)ユーザーがやっておくべきこと

今後BINANCEが日本で使えなくなる可能性は極めて低いですが、100%の保証はありません。

そのため、万が一の時のために今から備えておくことが大切です。

1. BINANCEの最新ニュースをチェックする

BINANCEの動向をいち早くチェックするためにも、毎日最新の情報をチェックしましょう。

情報収集の方法はいろいろありますが、規制関連の情報はスピードが命です。

YouTubeや個人ブログなどの情報にはタイムラグがあるので、できれば英語のニュースをチェックするのがおすすめです。

仮想通貨に関する最新情報をチェックできるのは以下のサイトです。

*ちなみに、COINTTELEGRAPHには日本語版がありますが、英語版と内容が若干異なるので、英語版を翻訳するのがおすすめです。

2. 本人確認(KYC)を済ませる

10月19日以降、BINANCEのサービスを利用するには本人確認が必須になります。

今後BINANCEを使い続ける場合はもちろん、万が一日本で使えなくなった場合も、大切な資金をスムーズに移動できるよう早めの本人確認を済ませておきましょう。

BINANCEの本人確認は「本人認証(インターミディエイト)」と「住所証明(アドバンス)」の2種類があり、必須となるのは「本人認証(インターミディエイト)」のみです。

ちなみに、本人認証(インターミディエイト)は、本人確認書類を正しくアップロードすれば比較的簡単に承認してもらえますよ!

3. 他の海外取引所でも口座開設をする

万が一BINANCEが使えなくなってしまった場合、BINANCEに預けている資金をウォレット、もしくは別の取引所へ移動させる必要があります。

日本円で出金するのであれば国内取引所へ送金すれば良いですが、仮想通貨を長期保有する場合や、ステーキング、IEOなどで引き続き増やしていきたい場合は、別の海外取引所へ移動させるのがおすすめです。

そのため、今のうちに別の取引所で口座開設を済ませておくと良いでしょう。

BINANCE以外でおすすめの海外取引所としては、「bybit(バイビット)」「coinbase(コインベース)」の2箇所があります。

それぞれの特徴は以下です。

bybit

 

coinbase

 

BINANCE(バイナンス)の現状と今後の動きについて まとめ

<画像>BINANCE(バイナンス)の現状と今後の動きについて まとめ

今回は、BINANCEの現状と今後の動きについてご紹介しました。

BINANCEは日本を含む多くの国から警告を出されていますが、早急かつ柔軟な対応を見せています。

今後の動きとしても、BINANCEは各国の規制に反発どころか歩み寄った運営を希望。

このことから、今後日本で使えなくなってしまう可能性は極めて低いと考えられます。

とはいえ、100%今まで通り利用できるという保証はないので、今後もBINANCEの動きには注目が必要です。

さらに、いつでも資金を以後かせるよう、他の取引所の口座開設も済ませておくと安心です。

万が一のリスクに備えつつ、引き続きBINANCEで資金を増やしていきましょう!

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